ATD Techknowledge 2024 における人材開発動向の最前線【開催報告】
2024年3月19日(火)、「ATD Techknowledge 2024 における人材開発動向の最前線」と題したイベントを開催しました。
約60名の方にお申込みいただき、リアルタイムでは30名ほどの方にご参加いただきました。
本イベントでは、当協会の代表理事である浦山氏が現地で参加したATD Techknowledge 2024の内容を共有し、人材開発分野の最新動向について理解を深める機会となりました。
主な焦点は、AI技術の進歩が人材開発に与える影響について。ChatGPTに代表される生成AIの活用により、仕事の効率化が期待できる反面、AIだけに頼るのではなく、AIとヒューマンのコラボレーションの重要性が強調されました。
さらに、AIを人材開発に活用する際には、倫理的な原則を考慮し、リスクを管理しながら公平性や安全性を確保するためのフレームワークが必要不可欠であるとの見解が示されました。
後半では、「AI-Driven Role Play」というAIを使ったロールプレイのソフトウェアが紹介されました。
このツールは、エキスパートの考え方や行動を理論的に解析し、AIに演じてもらうことで、より実践的なトレーニングを可能にするものです。
AIやテクノロジーの活用だけでなく、人と人とのつながりや対話の重要性についても強調。企業の学びは、自己学習から業務の中での仲間との学びを構造化する「ケイパビリティアカデミー」にシフトしていると浦山氏。仲間とともに学ぶことをデザインすることが、学習者のモチベーション維持やスキル習得に大きく影響するとの見解が示されました。
参加者からは、「刺激的な新しい知識を得ることができた」などのお声をいただきました。
今後も定期的にこのようなイベントを開催し、最新の学びの在り方を探求していく予定です。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。