column

コラム

BLF養成講座修了生、長田卓史氏のアクションから学べ!オンラインで広がった仕事の可能性

新たな学びを構築する日本フューチャーラーナーズ協会です。

ここ半年でオンラインによる学びの需要は急激に増加しましたが、企業や学校がそれらを提供するときにノウハウがないという問題が明らかになりました。オンラインで効果的な学びを提供するには、専門のスキルが必要だったわけです。

私たち日本フューチャーラーナーズ協会が開講している「ブレンディッドラーニングファシリテーター養成講座(以下、BLF講座)」は、まさにこのオンラインによる効果的な学びの設計手法とファシリテーションスキルを身につけるためのものです。今回はBLF講座の修了生で現在は研修講師やエグゼクティブコーチングなど多方面で活躍する長田卓史氏にお話を伺い、講座修了後のアクションや学びの活用術などを実体験に基づいて語っていただきました。

 

企業人としての人生にピリオド。50歳で独立しHRD業界に参入!そしていきなりコロナ!

 私は長年企業人として精力的に活動してきました。大学卒業後は花王株式会社に入社しましたが、数年後にはタイに配属になり現地法人の教育を任されたこともあります。6年間のタイでの生活を終え帰国後はビオレUなどの企画開発に関わりました。その後はさらにキャリアを積むべく外資系の企業へ転職。2つほどの会社を経験した後にHRD業界への転身を決意し独立したのです。

人材教育などは既に企業で多くを経験していたので、研修講師やエグゼクティブコーチとしてのフリーの活動は順調にスタートしました。しかし程なくコロナショックに見舞われてしまったのです。対面を基本としていた活動は見事にストップし、3月・4月は仕事ゼロ。そこでオンラインで活路を見出そうと様々な情報を集めていたところ、運命的にBLF講座に出会いました。「これだ!」と思い即座に受講を決めましたね。

 

BLF講座の初日が終了。翌日にとった行動とは?

 BLF講座ではブレンディッドラーニングについての体系的な知識を獲得すると共に、設計手法や技術的なテクニック、ファシリテーションスキルなどを学びます。2回の集合研修と3回のオンライン研修、それから数回の自己学習が講座のカリキュラムとなっていますが、このコロナ禍で2回の集合研修はオンライン研修へと変わりました。1回目の受講を終えたときに「世の中には良質なコンテンツが既にたくさんある。今必要なのはキュレーションのスキルだ!」と思い関連する本を読み漁りました。

 

機材を購入、自宅の一室をスタジオ化。ユーチューバーとしての初期設定は迅速に

 一カ月の勉強期間を経て、次なるアクションとして私はオンライン研修を開始するために機材を購入しました。まさか自分がユーチューバーになるとは思っていなかったのですが、機材への投資を惜しまずに自宅の一室に最高の動画スタジオをつくりあげました。行動しながら見えてくるものもあるので、着想と同時に行動に移してしまったわけです。複数台のカメラとPCを用意し、声の大きさや表情、目線なども研究しました。とにかく学び手がワクワクするよう研修動画を制作し、ユーチューバーとしての第一歩を踏み出したわけです。

 

たった7本の動画で1万人近くの視聴者を集める

 驚くべきことが起こりました。動画配信を始めてすぐに私のチャンネルは次々に人を呼び、たった7本の動画配信が終わった時点で8500人の視聴者を集めたのです。ユーチューブの世界では1000人の視聴者を集めるために最低でも100本の動画が必要と言われているので、いかにすごいことかがわかりますよね。職業柄もともと持っているプレゼンテーション技術なども関係していると思いますが、それに加えてBLF講座の受講によって体得した様々な手法を駆使することによってこのように短期間でも成果を上げることが可能だったわけですね。優れた動画コンテンツは、オンラインでもリアルと同等かそれ以上の学びの効果があることも分かりました。

 

 

動画配信の手応え

 動画配信の手応えは想像以上でした。これまではフリーの研修講師として企業研修や役員向けコーチングなどを行ってきましたが、活動の場の広がりに限界を感じていたのも事実です。口コミや紹介ではなく、まったくの新しい出会いという意味で豊富だったとは言えませんでした。しかし動画配信によって世界は広がったのです。

 ユーチューブのような動画配信の良いところは、対面ではリーチできないような層にリーチできることです。テレビのチャンネルと一緒なので、相手の興味を惹くことさえできたら簡単に繋がることができます。タイトルやジャンルでアプローチすることも大切ですが、何よりも良質なコンテンツを実直に配信し続けることが大事です。現に私は動画配信によって仕事の幅が広がりその効果を実感しているところです。著名な有識者が登壇者として名を連ねるようなセミナーにも呼ばれましたし、オンライン大学など教育機関からの依頼も来ています。これまでの仕事の広がり方とは明らかに違うのは確かです。良い意味で思いがけないようなところからもお声がかかるので、動画配信の手応えには本当にびっくりしています。

 

物理的距離を保ちながら、心の距離を近づける

 テクニックの話になってしまいますが、オンラインでも対面と同じくらいの親密さや距離感で学びを提供することはできます。私はいつも立って話をするのですが、手ぶり身振りなども交え、時には歩いたりカメラに近づいたりと何らかの動きを持たせるようにしています。話ながら迫ってきたら、おおっ!て思いますよね(笑)。このように、物理的距離を保ちながらでも、心の距離を近づけることはできるのです。

コロナ禍で必然的に今のような活動スタイルになってしまいましたが、これはむしろポジティブな変化で可能性が大きく広がりました。私もまだまだ模索段階ではありますが、オンライン研修は既にかなりの高いレベルで提供されています。代替手段としてのスタイルではなく、選択の自由がある中でもオンラインが選ばれるようなことも起こっています。私はBLF講座での学びを最大限に生かし、これからも様々なコンテンツや手法を柔軟に取り入れて、新しい学びを提供し続けようと思っています。