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コラム

組織パフォーマンスを高めるアクションラーニング~「質問力」を向上させる~【開催報告】

日本アクションラーニング協会でチームの問題解決、学習力、リーダーシップ向上に長年携わり、アクションラーニングコーチの育成に尽力してきた清宮普美代さんをお迎えし、「組織パフォーマンスを高める アクションラーニング~『質問力』を向上させる~」を2022年7月2日(土)に開催いたしました。

講師

NPO法人 日本アクションラーニング協会理事
清宮普美代

大学卒業後、()毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)にて事業企画や人事調査等に携わる。数々の新規プロジェクトに従事後、渡米。米国の首都ワシントンDCに位置するジョージワシントン大学大学院マイケル・J・マーコード教授の指導の下、日本組織へのアクションラーニング(AL)導入についての調査や研究を重ねる。外資系金融機関の人事責任者を経て、()ラーニングデザインセンターを設立。2006年にNPO法人日本アクションラーニング協会を設立し、国内唯一となるALコーチ養成講座を開始。1000名強(20216月現在)のALコーチを国内に輩出している。また、主に管理職研修、リーダーシップ開発研修として国内大手企業に導入を行い企業内人材育成を支援。アクションラーニングの理解促進、普及活動を展開中。

 


リモート環境になり、信頼関係構築やチームでの問題解決に問題を抱える組織も多くなってきました。
「制限された職場環境(ハイブリッド・リモート環境)に加え、通常の業務と組織の変革を同時に行う『パフォーマンスの高いチームをつくること』が求められている」と清宮さん。
チームへのコーチングが必要であり、「リーダーシップのcoreスキル」を身に着けることが必要不可欠なのだといいます。

そして、これまでの指令命令型リーダーシップから支援型リーダーシップへ変化しました。「会議を含むコミュニケーションの中でメンバーの自発行動を促すためには、議論や会話ではなく、『対話』が鍵。対話によって新たな価値観が生まれ、チームの力を最大化するチーム脳が生まれます」とのこと。

後半では、ご参加いただいた方に問題提示をいただき、参加者みなさんで実際に「質問会議」を行いました。

参加されたみなさまからは
・体験させていただき、とても良かったです。知識だけではわからないところがありました。
・問題が深まる感覚を体感でき、アクションラーニングへの興味が深まりました。
・意識変容を促したい事は多々ありますので、一つの手法として質問会議の考えも取り込んでいきたいと思います。
・(質問会議を体験して)きれいな感じでまとまらなかったのがかえって良かったです。

というお声をいただきました。(一部抜粋)

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
一般社団法人日本フューチャラーナーズ協会では、今後もみなさまの学びの場をつくっていきます。

 

【次回開催セミナー】
「インストラクショナルデザイン理論」に基づく研修設計基礎コース

■開催日時
2022年9月6日(火) ~ 9月7日(水) ※2日間
1日目 10:00~18:00
2日目 10:00~18:00
※いずれも昼食&休憩含む

■講師
堤宇一(つつみういち)氏
NPO法人学習分析学会 副理事長
NPO法人日本語検定委員会 審議委員

熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学博士課程前期修了。専門テーマは「教育効果測定」「インストラクショナルデザイン」。現在、株式会社日立アカデミー(日立グループのCU)にて、研修設計や研修改訂業務に従事する傍ら、産業人教育の品質向上を目指しNPO活動として、講演、セミナー講師、執筆、コンサルティングを行う。
<著書>
「はじめての教育効果測定 教育研修の質を高めるために」編著 日科技連出版社 2007年
「教育効果測定の実践 企業の実例をひも解く」編著 日科技連出版社 2012年
「越境する対話と学び 異質な人・組織・コミュニティをつなぐ」共著 新曜社 2015年
など

■参加費
90,000円(税込99,000円)
早割チケット 70,000円(税込77,000円)

▼詳細・お申込みは、以下ページよりお願いいたします。
http://ptix.at/C8o1Po